嘔吐クリーニングの施工事例として、奈良県広陵町で引き取ったミラジーノの車内洗浄をご紹介します。助手席側のドア内部や窓ガラスに入り込んだ汚れに対して、ドアパネルとシートを脱着。スチーム洗浄・リンサークリーニング・オゾン脱臭を組み合わせて作業しました。
今回のポイント窓を開けた際の嘔吐では、表面だけでなく、窓ガラスの隙間やドア内張りの内側にも汚れが入り込むことがあります。今回は汚れが入った場所を確認するため、部品を外して洗浄しました。
ミラジーノの嘔吐クリーニング|施工概要
| 車種 | ダイハツ ミラジーノ |
|---|---|
| 引き取り先 | 奈良県広陵町 |
| ご相談内容 | 助手席側で嘔吐し、ドア内張りの内部や窓ガラスなどに汚れが入り込んだ |
| 脱着作業 | 助手席側ドアパネル・シート |
| 主な工程 | 汚れの確認・除去、スチーム洗浄、リンサークリーニング、オゾン脱臭 |
| 今回の施工料金 | 36,300円(料金内訳は下記参照) |

窓を開けたものの間に合わず、ドアの内側まで汚れが侵入
今回は、助手席側の窓から顔を出そうとして窓を開けたものの、間に合わず車内で嘔吐してしまったというご相談でした。嘔吐物が窓ガラスや内張りの内部に入り込み、見える部分を拭くだけでは対応しきれない状態でした。
そこで、ドアパネルを取り外し、通常は見えない場所まで確認しました。また、シートも脱着し、洗浄作業を進めました。車内の嘔吐クリーニングでは、汚れの広がりに応じて作業範囲を決めることが大切です。
脱着が必要になるケースは、車内クリーニングでシート脱着が必要になるケースでも紹介しています。

ドア内部の嘔吐クリーニング|窓ガラスとスピーカー裏の洗浄
窓ガラスに飛び散った汚れを洗浄しました。ガラス表面だけでなく、汚れが入り込んだ周辺も確認しながら作業を進めています。

さらに、スピーカーの裏側にも嘔吐物が残っていたため、温めたタオルを用いて拭き取り処理を行いました。こうした見えにくい場所の汚れも、確認して取り除く必要があります。
温めたタオルによる拭き取りだけで、除菌や消毒が完了したと判断することはできません。ここでは、付着した汚れを取り除く工程として紹介しています。

嘔吐物は酸性?アルカリ洗剤を使う理由
嘔吐物には、胃で分泌される胃酸や食べ物などが含まれます。そのため酸性になることがありますが、実際の酸性度は内容物や状態によって異なります。胃酸が消化に関わることは、米国国立糖尿病・消化器病・腎疾病研究所の資料でも説明されています。[1]
アルカリ性の洗剤は、酸性成分の中和や汚れの除去に役立つ場合があります。ただし、中和しただけで嘔吐物がなくなるわけではなく、除菌が完了するわけでもありません。汚れそのものを回収し、洗剤成分もすすぎ・吸引で取り除くことが重要です。
洗剤を選ぶ際は、シート生地や樹脂などの素材に適した種類・濃度を確認します。強いアルカリ性であればよいというものではなく、変色や素材への影響にも配慮が必要です。
スチームとリンサーを使った嘔吐クリーニング
スチームとリンサーは、役割の異なる機械です。熱で汚れに働きかける工程と、水分とともに汚れを吸い上げる工程を組み合わせ、付着物の除去を進めます。
スチーム洗浄:蒸気の熱を利用して汚れを落としやすくする
スチーム洗浄では、蒸気の熱を利用して付着した汚れを落としやすくします。使用する場所の素材や耐熱性に合わせて作業することが大切です。

写真出典・製品情報:蔵王産業公式サイト
蔵王産業では、スチームクリーナーとして「スピードスチーム」などを扱っています。なお、蒸気が出ていることだけで、対象物全体の消毒が完了したとはいえません。効果は、表面に届く温度や接触時間などの条件によって変わります。
リンサークリーニング:水分と汚れを一緒に吸い上げる
リンサーは、布地などをすすぎ洗いし、汚れを含んだ水分を吸引・回収する機械です。シート表面を拭くだけでは回収しきれない水分や汚れに対応するために使います。

写真出典・製品情報:蔵王産業公式サイト
蔵王産業の「カーリンサー14SV」は、自動車向けのリンサークリーナーです。今回の施工でもリンサークリーニングを行いました。ただし、内部まで汚れが入り込んだ場合は、吸引だけで対応できるかを汚れの範囲や素材の状態から判断する必要があります。
嘔吐クリーニング後のオゾン脱臭と除菌作用について
洗浄工程に加えて、今回はドア側からオゾンを導入し、車内のオゾン脱臭を行いました。オゾンには強い酸化作用があり、一部の臭い成分や微生物に作用する性質があります。
ただし、その効果は濃度・処理時間・湿度・対象物などの条件に左右されます。オゾン処理だけで、嘔吐物の汚れを取り除いたり、シートの奥まで確実に除菌したりできるとは限りません。まず汚れを取り除き、そのうえで脱臭工程を組み合わせる考え方が大切です。[2]


オゾンガスを吸い込むと健康に影響するため、処理中は人やペットが車内に入らないよう管理します。作業後も、機器の使用条件に従った換気や残留オゾンの確認が必要です。臭いの有無だけでは、安全性を判断できません。[2]
感染性の嘔吐が疑われる場合は、通常の洗浄・脱臭とは別に、原因に応じた消毒手順の確認が必要です。洗浄で汚れを除去することと、消毒を行うことは区別して考えます。[3]
今回の嘔吐クリーニングの料金|合計36,300円
今回のミラジーノは、基本料金に広範囲洗浄とドアパネル・シートの脱着料金を加え、合計36,300円で施工しました。
| 基本料金 | 19,800円 |
|---|---|
| 広範囲洗浄 | 5,500円 |
| ドアパネル脱着 | 5,500円 |
| シート脱着 | 5,500円 |
| 合計 | 36,300円 |
上記は今回の施工事例の料金です。汚れが入り込んだ範囲や部品の脱着が必要かどうかによって、作業内容と料金は変わります。
嘔吐クリーニング後のご感想|ドアを開けたときの臭いが改善
施工後、お客様からは「ドアを開けたときに感じていた臭いが改善した」とのお声をいただきました。ドア内部やシートなど、汚れが入り込んだ箇所を洗浄し、オゾン脱臭を組み合わせた今回の施工で、臭いの変化を実感していただけました。
奈良で車内の嘔吐クリーニングをご相談の方へ
車内で嘔吐があった際は、「シートだけ」「窓ガラスにも付着」「ドアの隙間に入り込んだ」など、汚れの場所をお知らせください。今回のミラジーノのように、表面の状態だけでは作業範囲を判断しにくいケースもあります。
奈良県内でのご相談や広陵町でのお引き取りについては、車種・場所・汚れた範囲・発生からの経過時間・希望日時をお伝えいただくと確認がスムーズです。写真がある場合は、車内全体と汚れた箇所が分かるものをご用意ください。引き取りの可否や費用は、ご相談時に確認します。
車内の嘔吐汚れ・臭いをご相談くださいシートやドア内部への入り込みを確認し、状態に合わせた作業をご案内します。
嘔吐クリーニングのよくある質問
窓ガラスに付いただけでもドアパネルを外しますか?
付着した場所と内部への入り込みによって異なります。今回は内張りの内部やスピーカー裏にも汚れがあったため、ドアパネルを取り外して作業しました。
嘔吐クリーニングではシートを必ず取り外しますか?
すべての車で必要になるわけではありません。汚れの範囲や作業に必要な空間を確認して判断します。今回はシートを脱着して施工しました。
アルカリ洗剤で中和すれば、臭いも菌もなくなりますか?
中和だけでは、汚れや微生物の除去を保証できません。付着物の回収、素材に適した洗浄、すすぎ・吸引などが必要です。感染性が疑われる場合は消毒手順も別途確認します。
オゾン脱臭だけの作業で対応できますか?
嘔吐物が残っている場合、まず汚れを取り除くことが重要です。オゾンは洗浄の代わりにはならないため、汚れの状態を確認して工程を組み合わせます。
料金と作業時間はどのくらいですか?
今回のミラジーノは、基本料金19,800円に広範囲洗浄・ドアパネル脱着・シート脱着を各5,500円追加し、合計36,300円でした。料金や所要時間は、汚れの範囲、脱着作業、乾燥などによって変わります。車種と汚れの写真をもとにご相談ください。